卵の話

2009年02月19日

 村上春樹さんのエルサレム賞受賞式でのスピーチ、すばらしいですね!私はネットと新聞記事でしか知らなかったんですが、一昨日電話で話した母から「卵の話見た?見てないの?絶対見たほうがいいよ」と激しくすすめられたので、さっきようやくネットで動画を見ました。いつでも何でも見られるなんて便利な世の中ですね。

 村上さんは弱い人々を壊れやすい「卵」に、国の体制や武力を「壁」にたとえ、ガザへの過剰攻撃を批判されました。イスラエルまで赴いての発言、その勇敢な姿勢に心打たれます。そして比喩表現ってこういうときのためにあるのだなぁとしみじみ思いました。人に何か訴えたいとき、伝えたいとき、そのままストレートに言葉にすることが有効だとは限りません。微妙なニュアンスを表現するため、いろんな立場の人を思いやるため、こんなふうに言葉を選ぶ方法もあるんだと勉強になりました。

 村上春樹さんは私がいちばん好きな作家。これからも活躍期待しています!

投稿者 akiko : 23:30 | コメント | トラックバック | カテゴリー [思うこと]


逆チョコ推進委員会

2009年02月05日

 もうすぐバレンタインデーですね。男2女1の家族構成である我が家としては、男性から女性に贈る「逆チョコ」ってやつをぜひ浸透させたいものですが、どうなんでしょうか。夫に「妻に逆チョコしてみたら?」と言うと「そんな商業的戦略にはのらない」とつれない返事。うーん。日本のバレンタインデー自体、商業的戦略なんだから逆チョコ、とってもいいと思うんですけど。

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日本一短い手紙

2009年02月03日

 二月二日の朝日新聞のコラムに、福井県丸岡町の「一筆啓上賞」のことが書かれていました。毎年テーマを決めて「日本一短い手紙」を募るそうなんですが、紹介されていた作品はさすが賞を受けたものだけあって、なるほどなぁ、と感心させられるものばかり。とくに心打たれたのは「いのち」がテーマのコチラです↓

 「いのち」の終わりに三日ください。
 母とひなかざり。貴男(あなた)と観覧車に。子供達に茶碗蒸しを。

 50代の女性の作品だそうです。いいですねー。こんなに短い文なのにさまざまな思いがつまってる。ひなかざりって言葉、情緒あふれてますよね。うっすら埃をかぶった箱の中に大切にしまわれた雛人形。母親と思い出話に花を咲かせながらひとつひとつ丁寧に飾りつけていく様子がうかんできます。 観覧車は、旦那さんと恋人同士だったころの素敵な思い出があるのでしょう。結婚して長い時を経ても、夫に求めるのはそんなロマンチックな想いなんだなぁと思うとじーんときます。そして茶碗蒸し。できたての茶碗蒸しの匂いがキッチンに広がり、温かな湯気が子供たちをふわーっと包む。なんて言葉選びが絶妙なんでしょう。これが茶碗蒸しじゃなくてローストビーフだったりしたらこうはいかないもんなぁ。

 というわけで、ちょっとしたコラムにいいモノ発見できてよかったです。作者と立場が近いからよけいに共感できたのかもしれません。この文を私流にアレンジしてみたところ、、、

 「いのち」の終わりに三日ください。
 母と晩酌。貴男(あなた)と焼肉。息子と一緒にホットケーキ。

 どうも情緒に欠けるな。修行の足りない私には、いのちの終わりに何をしたらいいのかまだよくわかりません。

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桜はまだかな

2008年03月10日

 桜の季節はまだかな。


近所の桜。まだこんな具合です。

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今年の漢字

2007年12月12日

 日本漢字能力検定協会の今年の漢字は「偽」に決まったそうですね。偽、ニセ、イツワリ。うーん、イヤな文字です。確かに今年はさまざまな偽装問題が目立ちましたが、世の中には素晴らしい漢字がたくさんあるのにさみしいものです。

 私も自分にとっての今年の漢字を考えてみました。やはり「母」でしょうか。母になった年。実母、義母ともになにかとお世話になった年。乳腺炎を繰り返し、母乳にも悩まされた年。母になることができた年ですが、母でしかなかった年ともいえます。

 来年の漢字も考えて見ました。「芽」です。息子もすくすく成長し、私も新しいことにチャレンジしていけたら、という願いをこめて。さらに再来年の漢字は「華」の予定。今年は地味に過ごしてきたけれど、来年「芽」を出して、再来年あたりには華やかに活躍したいです。

 みなさんにとって今年の漢字はなんでしょうか??

投稿者 akiko : 19:30 | コメント | トラックバック | カテゴリー [思うこと]


おいしい言葉

2007年06月02日

最近、母に頼まれてお弁当屋のポスターを作っています。のり弁当、唐揚げ弁当など12種類。真ん中に写真を載せて、お弁当の名前と値段。それだけじゃ淋しいのでひと言ずつコピーをつけることにしました。

けれど、おいしさを伝えるのってかなかなムズカシイです。おいしいという意味の言葉を私は「おいしい」「うまい」「美味」くらいしか思いつきません。「おいしいのり弁当」「唐揚げ弁当おいしいよ」なんてコピーばかりじゃ情けない。

そこで参考に世の中を見まわして見ると「ほっかほか」「ジューシー」「揚げたて」「ご飯がすすむ」「ふっくらやわらか」などなど食欲をそそる表現がいっぱい見つかりました。なるほどなぁ。ダイレクトに「おいしいよ」と言われるよりもおいしそう。「じっくり丹念に焼き上げました」とか「特製ソースで仕上げました」なんてのもいいし、なぜだか「北海道産」って書かれると新鮮そうで惹かれてしまいます。

「衣さっくり!あつあつジューシー、自慢のからあげです」「ふっくらおいしい手作りハンバーグ、特製ソースでめしあがれ!」そういうのをお弁当写真を眺めながら考えていると、無性にお弁当が食べたくなっちゃう。ポスター制作中に一度、つい遠くのお弁当屋さんまで買いに走ってしまいました。

投稿者 akiko : 22:00 | コメント | カテゴリー [思うこと]


9月24日に思い出すこと

2005年09月24日

 9月24日は、幼稚園のころ友達だったエミちゃんの誕生日。もう25年くらい前(!)のことなのに、毎年この日がくるたびに「エミちゃんの誕生日だなぁ」と思い出しながら過ごしてきました。小学三年に上がったとき、私は家族で引っ越しをしてエミちゃんとはそれきり。それなのにこの日が印象強いのは、はじめて覚えて、はじめて心待ちにした友達の誕生日だからだと思います。
 記憶の仕方というのは人それぞれだと思いますが、私の場合、誕生日を覚えるときは数字ごとに浮かぶ色があるので、その印象を脳に焼きつけます。9月24日だと、9のつやっぽい紫、2の真っ赤、4のかわいいピンクが浮かびそれをインプット。紫、赤、ピンクが並んだようすはすごく色気があり、私にとって9・24はとてもあでやかな日です。あでやかな誕生日のエミちゃん。元気にしてるかな。
 こんなふうに誕生日を覚えていくと、歳を重ねるごと頭のなかのカレンダーにはしるしが少しずつ増えていきます。疎遠になって連絡が途絶えた人のしるしも残ったまま。誰かの誕生日がくるたび、「家族や恋人に囲まれてケーキを食べたりしてるのかしら」と思いを馳せ、不思議な気持ちになります。
 近頃は連絡を取れる人にもお祝いを言いそびれる(はずかしくてなんとなく言えない)ことも多いけれど。脳の衰えによりど忘れしちゃうこともあるけれど。

投稿者 akiko : 19:00 | カテゴリー [思うこと]